AXELSPACE

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このウェブサイトでは、AXELSPACE CUP 2014以降の情報を取り扱っています。
AXELSPACE CUP 2013については、こちらのサイトをご覧ください。

各チームの開発進捗状況一覧Project Progress Chart

※フェーズごとの進捗状況をパーセントで示します。最終的にフライトモデルの試験が終了すれば値は600%になります。
※この進捗状況は自己申告制であり、事実を的確に表現しているとは限りません。
※グラフ中にBPで表示される数字は、そのチームのブログ投稿数です。情報発信状況の確認にご利用ください。
 

ようこそ、衛星開発の入口へ


CanSat—それはその名の通り、空き缶 (Can) の中に人工衛星 (Satellite) の機能を詰め込んだもの。この「空き缶衛星」プロジェクトが日本とアメリカで始まった1998年、大学生が人工衛星を作って打ち上げるなんて、夢のまた夢でしかありませんでした。

それから15年たった今、日本国内だけでも10以上もの大学発衛星が打ち上げに成功し、数々の成果を残しています。H-IIA ロケットによる大学衛星の相乗り打ち上げも毎回のように行われるようになり、宇宙への距離は確実に縮まりつつあります。

しかしそれでも、CanSatは今なお宇宙工学を志す学生のスタート地点であり続けています。毎年アメリカ・ネバダ州の砂漠で開催されるARLISS (A Rocket Launch for International Student Satellite) には多くの大学が挑戦を続け、参加する学生は他では得がたい経験をしながら、宇宙エンジニアとしての第一歩を踏み出しているのです。CanSatが実際に宇宙に行くことはありませんが、本物の衛星に必要とされる機能の多くを実証できるという意味で、まさに最適な工学教育ツールとして機能していることがお分かりいただけるでしょう。

超小型衛星を世の中に送り出そうと起業したアクセルスペースのエンジニアも、CanSatを通して多くのことを学んできました。そこから得られるのは、ただ単に「衛星の作り方」だけではありません。小さな模擬衛星とは言えども、一つのエンジニアリングプロジェクトであることには変わりないのです。スケジュールや予算の管理、チームワークといったいわゆる「プロジェクトマネジメント」がなければ、いくら高度な技術があってもプロジェクトを成功には導くことはできません。しかもそれは、いくら教科書を眺めても習得することはできない経験なのです。

アクセルスペースは、UNISEC加盟大学の教員およびそのOB・OG組織であるUNISASと協力し、AXELSPACE CUPを昨年に引き続き開催します。このAXELSPACE CUPでは、これからCanSatを開発しようとしている学生を対象に、金銭面・技術面で全面的に支援します。その代わり、目標を論理的に設定し、それを説得力を持って説明し、プロジェクトを自分たちの力で運営し、成果を客観的に解析評価、そして発信することを要求します。これは簡単なことではありませんが、将来プロのエンジニアとして活躍する上で必ず求められる能力なのです。

AXELSPACE CUPは、いわば衛星開発の入口です。多くの学生のみなさんがその門をたたき、宇宙プロジェクトの楽しさや厳しさに触れ、成長してくれることを心より願っています。

株式会社アクセルスペース
代表取締役  中村 友哉